自民総裁選、憲法・経済で論戦 7日告示、20日投開票

安倍首相(左)と石破元幹事長

 安倍晋三首相(自民党総裁)と石破茂元党幹事長の一騎打ちとなる総裁選は7日に告示される。首相は新潟市で政権の経済政策「アベノミクス」の成果を誇示。「自衛隊を明記して自民党の責任を果たそう」と憲法改正の必要性を訴えた。石破氏は共同通信のインタビューで、アベノミクスの継続や首相の憲法9条改正案に疑問を呈した。鹿児島市で街頭演説にも臨んだ。20日の投開票に向けて論戦が活発化した。

 首相は5日、新潟市内のホテルで開かれた党員集会での演説で、9条に関し「自衛隊の皆さんが誇りを持って責務を全うできる環境をつくるのが政治家の責任だ」と主張した。


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