手のひら認証で馬券購入 JRAが発売機運用へ

手のひら静脈認証を使った馬券のキャッシュレス発売機

 富士通は5日、現金を使わず手のひらをかざすことで馬券が買えるキャッシュレス発売機を発表した。日本中央競馬会(JRA)が22日に東京競馬場で運用を始める。発売機はあらかじめ登録された手のひらの静脈を認証し、本人かどうかを確認する。年内に福島、中京、阪神の各競馬場へも順次導入する。

 利用者は専用のICカードに前もってお金をチャージしておく必要がある。馬券の購入情報はカードに記録され、実際の馬券は発券されない。予想が的中した場合の払戻金はカードに自動的に入金される。馬券の紛失を防いだり、払戻金で硬貨が増える煩わしさをなくしたりできる利点があるとしている。


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