広島の新井が現役引退 41歳、チームの大黒柱

今季限りでの現役引退を表明するプロ野球、広島の新井貴浩選手=5日正午、広島市のマツダスタジアム

 プロ野球広島の新井貴浩選手(41)が5日、広島市のマツダスタジアムで記者会見し、今季限りでの現役引退を表明した。プロ20年目で大きな決断をした新井選手は「(ファンを)喜ばせてあげることが今年はできていない。悲しませるのは申し訳ない。これからのカープのことを考えると今年がいいんじゃないかと考えた」と語った。

 新井選手は広島工高から駒大を経て1999年にドラフト6位で入団。フリーエージェント(FA)移籍で2008年から阪神でプレーしたが、15年に広島に復帰。チームの精神的な柱として16年には最優秀選手(MVP)に輝き、広島を25年ぶりのリーグ優勝に導いた。


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