東証、午前終値は2万2631円 米国の保護政策に懸念、続落

東京証券取引所=東京・日本橋兜町

 5日午前の東京株式市場は、米国の保護主義的な政策への懸念が重しとなり、日経平均株価(225種)は続落した。下げ幅は一時100円近くまで広がった。

 午前終値は前日終値比65円73銭安の2万2631円17銭。東証株価指数(TOPIX)は12・84ポイント安の1705・40。

 中国からの年2千億ドル(約22兆円)相当の輸入品に対する米国の制裁関税の発動が改めて警戒され、買い注文が入りづらい展開となった。4日に上陸した台風21号の影響により、物流の停滞や訪日外国人の減少で企業業績が悪化するとの懸念から関連銘柄が売られた。


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