火山と共生、防災モデルに イタリア国際会議で鹿児島市長

イタリア南部ナポリで開かれた火山都市国際会議で、講演する鹿児島市の森博幸市長=4日(共同)

 【ナポリ共同】イタリア南部ナポリで開かれている第10回「火山都市国際会議」に4日、鹿児島市の森博幸市長が出席した。桜島との「共生」を図るための防災や避難計画の取り組みを紹介し「火山防災のモデル都市として積極的に発信し世界に貢献したい」と語った。

 森市長は、桜島は美しい景観や温泉、農産物など、さまざまな恵みをもたらす一方、今年に入って既に150回以上噴火している「世界有数の活火山だ」と指摘。

 土石流をせき止めるダムの整備や、観測機器を設置しての火山活動モニタリングを続けていると述べた。


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