関空で孤立5千人、船で輸送開始 臨時便運航、神戸空港へ

関西空港から高速船で神戸空港に到着した人たち=5日午前、神戸市

 台風21号の影響でタンカーが衝突して連絡橋が通行できず、約5千人が孤立した関西空港で、取り残された利用客らを、大阪湾を挟んだ神戸空港へ輸送する高速船の臨時運航が5日始まった。関西エアポートなどによると、高速船は関空と神戸空港を結ぶ110人乗りの定期船。3隻を15〜20分間隔で運航し、関空に残る客らをピストン輸送する。

 関空は安全確認のため5日は全便が欠航、復旧の見込みも未定という。

 関西エアポートなどは連絡橋で損傷がなかった車線の安全性を確認し、通行可能と判断できれば、孤立客をバスで対岸の大阪府泉佐野市などへ運ぶことも検討している。


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