白山の無届け登山は罰金、岐阜県 12月から

 岐阜県は4日、石川、岐阜両県にまたがる活火山・白山(2702メートル)の火口周辺へ、登山届を提出せず入山した登山者に罰金を科す改正岐阜県山岳遭難防止条例の罰則規定を12月1日から施行すると発表した。

 県によると、無届けか虚偽の内容を届け出て岐阜県側の火口域から2キロ以内に立ち入った場合、登山者に5万円以下の罰金を科す。石川県側でも同県が条例で登山届を義務付けているが、罰則規定は周知期間が必要として現在は科されていない。

 岐阜県は、北アルプス、焼岳、御嶽山については16年12月に同条例の罰則規定を施行。白山は2年間の周知期間を設けていた。


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