幼児発見の尾畠さんに感謝状 「どこでも行く」と意欲

大分県別府市の長野恭紘市長(左)から感謝状を贈られた尾畠春夫さん=4日午後、別府市役所

 大分県別府市は4日、山口県周防大島町で行方不明になった2歳男児を発見し保護した尾畠春夫さん(78)による長年の地域貢献活動に対し、感謝状を贈呈した。市内で約35年間鮮魚店を営んでいた尾畠さんは「困った人に元気になってもらいたい。日本中どこでも飛んでいく」と、今後の活動に強い意欲を示した。

 長野恭紘別府市長は長年の活動が男児救助につながったと称賛し「体に気をつけて頑張ってください」と感謝状を手渡した。尾畠さんは「大変光栄。これ以外の言葉はない」と応じ、男児救助に関しても「大変ではなかった。当たり前のことをしただけ」と笑った。


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