検査結果誤認で患者死亡 名古屋市、医療事故3件

 名古屋市は4日、市立西部医療センター(同市北区)で、担当医がB型肝炎ウイルスに関する検査結果を誤認したため、肝不全で当時70代の女性患者が死亡する医療事故があったと発表した。市は、誤認と女性の死亡との因果関係を認め、女性の遺族に賠償金約3370万円を支払う方針。

 他にも東部医療センター(同市千種区)で2件の医療事故があったと発表した。

 市によると、西部医療センターで2016年8月、女性がB型肝炎ウイルスを保有しているとの検査結果を、担当医が「治癒している状態」と見間違え、抗ウイルス剤を投与しなかった。女性はその後、17年6月に肝不全で死亡した。


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