スズキ、中国合弁から撤退 業績低迷、ブランドは継続

 スズキは4日、中国で自動車を生産する合弁会社について、保有する出資持ち分の全て(全体の50%)を合弁相手の中国企業に譲渡すると正式に発表した。業績が低迷しているためで、中国での合弁事業から完全に撤退することになる。

 譲渡するのは重慶長安鈴木汽車(重慶市、1993年設立)の持ち分。スズキは合弁相手の重慶長安汽車にライセンスを供与し、長安汽車がスズキブランドの車の生産販売を続けるという。スズキは部品を供給する。

 小型車を得意とするスズキは中国市場で苦戦が続き、2017年度の新車販売台数が約10万台にとどまった。


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