パリ協定の実施ルール、議論再開 迫る交渉期限、進展期待

国連気候変動枠組み条約の会合で発言するエスピノサ事務局長=4日、バンコク(共同)

 【バンコク共同】2020年に始まる地球温暖化対策のパリ協定の詳しい実施ルールを話し合う国連気候変動枠組み条約の特別作業部会が4日、タイ・バンコクで開幕した。4〜5月の前回会合で対立が解けなかった多くの論点で議論を再開。交渉期限である今年12月の同条約第24回締約国会議(COP24)を前にした最後の協議の場で、合意に向けた道筋を付けられるかに注目が集まる。

 全体会合で、条約のエスピノサ事務局長は「温暖化など気候変動は、私たちの対策を上回る速さで進行しており、議論を加速させる必要がある」と強調。会期は9日まで。


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