稀勢の里、豪栄道に3勝8敗 進退の秋へ不安残す

稽古で豪栄道(右)と胸を合わせる稀勢の里=4日、東京都江東区の尾車部屋

 大相撲で8場所連続休場中の横綱稀勢の里は4日、東京都江東区の尾車部屋で行われた二所ノ関一門連合稽古で、出稽古に来た大関豪栄道に3勝8敗と不安を残す内容だった。進退を懸ける意向の秋場所(9日初日・両国国技館)に向け「また修正して、しっかりやることをやって、場所に臨んでいきたい」と気を引き締め直した。

 最初の一番は一気に押し込んでから得意の左四つになる快勝だった。しかし、その後はけんか四つの相手に劣勢。鋭い踏み込みに圧倒され、差し負ける。腰が伸び、力なく土俵を割る姿が目立った。最後は当たった直後に大きくバランスを崩して倒れ、稽古を終えた。


  • LINEで送る