2018年9月4日 18:18 | 無料公開
山梨県が開発した新品種のブドウ。奥は通常のシャインマスカット
山梨県は4日、種がなく皮ごと食べられる新品種のブドウを開発したと発表した。強い甘みと赤く艶めく果皮から人気の高級ブドウにちなみ、「赤いシャインマスカット」と呼んでいる。県内のみで栽培するブランド品種として今後、国に登録を出願する。
国の研究機関が開発した高級ブドウ「シャインマスカット」は果皮が黄緑。強い甘さから海外でも人気が高く、全国で栽培されている。新品種は1房約600グラムで、糖度は19度ほど。一般に出回るまでには5〜6年かかるという。
県は2008年からオリジナル品種の研究を進めており、後藤斎知事は同日の記者会見で「悲願の達成だ」と話した。