山梨県がブドウ新品種を開発 強い甘み、艶めく赤

山梨県が開発した新品種のブドウ。奥は通常のシャインマスカット

 山梨県は4日、種がなく皮ごと食べられる新品種のブドウを開発したと発表した。強い甘みと赤く艶めく果皮から人気の高級ブドウにちなみ、「赤いシャインマスカット」と呼んでいる。県内のみで栽培するブランド品種として今後、国に登録を出願する。

 国の研究機関が開発した高級ブドウ「シャインマスカット」は果皮が黄緑。強い甘さから海外でも人気が高く、全国で栽培されている。新品種は1房約600グラムで、糖度は19度ほど。一般に出回るまでには5〜6年かかるという。

 県は2008年からオリジナル品種の研究を進めており、後藤斎知事は同日の記者会見で「悲願の達成だ」と話した。


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