大間原発、運転また先送り 安全対策工事を2年延期

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建設中の大間原発について、運転開始時期の延期を説明する電源開発の楠瀬昌作大間現地本部長=4日午前、青森県大間町役場

 電源開発(Jパワー)は4日、青森県大間町で建設中の大間原発について、2018年後半としていた安全対策工事の開始時期を約2年延期すると町議会で説明した。原子力規制委員会による新規制基準への適合性審査が長引いているのが理由。同社が当初、目指していた21年度の運転開始は24年度ごろとなっていたが、さらに26年度に先送りされる公算だ。

 大間原発は全炉心でプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使う世界初の商業用原子炉で、核燃料サイクル政策の中核施設の一つ。大間原発の完成が遅れれば、使用済み燃料を再処理して活用しプルトニウムを減らす政策の見通しがさらに狂う。