2018年9月4日 10:26 | 無料公開
静岡県沼津市のスルガ銀行本店
シェアハウス投資向けの不適切融資が発覚したスルガ銀行が、創業家の関係企業に数百億円を融資していることが4日、分かった。金融庁は融資先に実態のない企業が含まれている可能性もあるとして、企業統治上の問題がないかの解明を進めている。またシェアハウス問題を受け、金融庁は全国の地方銀行を対象に不動産向け融資の総額や審査体制などを調査する検討を始めた。
スルガ銀は岡野光喜会長ら岡野家出身者が歴代トップに就いてきた。金融庁は今春から実施している立ち入り検査の過程で、複数のファミリー企業に融資が実行されていることを把握したとみられる。