台風21号、徳島県に上陸 非常に強い勢力は25年ぶり

台風21号の予想進路(4日12時現在)

 台風21号は4日正午ごろ、徳島県南部に上陸した。同日夕には日本海に抜けて北上する見通し。「非常に強い台風」の日本上陸は1993年の台風13号以来、25年ぶり。北日本から西日本の広い範囲で猛烈な雨や風となる見通しで、気象庁は土砂災害や河川の氾濫、暴風、高波、高潮などに厳重な警戒を呼び掛けた。

 気象庁によると、高知県田野町では4日午前、1時間に92・0ミリの猛烈な雨を観測。同県の室戸岬では55・3メートルの瞬間風速を観測した。今後、台風は能登半島付近を進み、東北の日本海側沿岸を北上。5日朝には北海道沖に進み、温帯低気圧に変わるとみられる。


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