ソユーズ宇宙船の穴は整備の過失 ロシア「怠慢が原因」

カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からロケットで打ち上げられるロシアの宇宙船ソユーズ=6月6日(タス=共同)

 【モスクワ共同】国際宇宙ステーションで、接続されているロシアのソユーズ宇宙船に開いた穴が原因で空気の圧力が低下したトラブルで、ロシアの複数のロケット・宇宙部門関係者は、ソユーズを地上で整備中に穴が過失で開けられ、ふさぐ措置も十分でなかったと明らかにした。関係者らは「怠慢」が原因だと指摘した。国営ロシア通信が3日報じた。

 穴は今年6月のソユーズ打ち上げ前に開いたという。ふさぐために使われた密閉剤が乾燥し、圧力で再び穴が開いたとみられる。ロシア通信は対処をした「怠慢の責任者は特定された」と報じた。


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