MRJ、22年にも月産1機へ 三菱航空機、最大10機目標

ロンドン近郊ファンボローで開かれた航空見本市でデモ飛行するMRJ=7月16日(ロイター=共同)

 国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)を開発している三菱航空機(愛知県豊山町)は3日、2022年にも月産1機以上の生産態勢を目指すと明らかにした。初納入は20年半ばを予定している。まず標準モデルの90席級を投入し、21年後半〜22年前半に小型モデルの70席級を納める方針だ。将来的には月産10機を目標に据える。

 MRJは安全基準を満たすための設計変更などで、納期を5度延期している。設計変更に一定のめどがついたとして量産態勢の整備を加速する。大市場の北米を中心に売り込んでいく考えだ。


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