東日本、史上最も暑い夏 平年より1・7度高く

国内観測史上最高の気温「41・1度」を表示する埼玉県熊谷市内の温度計=7月23日

 気象庁は3日、6〜8月の夏の天候まとめを発表した。東日本(関東甲信、北陸、東海)は平年より1・7度高く、1946年の統計開始以降、最も高くなった。西日本(近畿、中四国、九州)はプラス1・1度で史上2位の暑さだった。気象庁の竹川元章予報官は「東日本と西日本を中心に記録的な夏だった」と総括した。6〜8月に発生した台風は18個で、51年の統計開始以来、94年と並んで最も多かった。

 また、沖縄・奄美の降水量は平年の約1・7倍に達し、夏としては観測史上最も多くなった。北海道、東北の日本海側、西日本の太平洋側とともに記録的な大雨になる日があり、降水量が増えた。


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