中国企業、対米摩擦を懸念 8月景況感悪化

 【北京共同】英調査会社マークイットは3日、中国の8月の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)が前月より0・2ポイント低い50・6だったと発表した。昨年6月以来、14カ月ぶりの低水準となった。同社は「調査対象の多くの企業が、米中貿易摩擦の影響を懸念している」と指摘した。

 好不況の節目となる50は15カ月連続で上回った。生産活動はさらに拡大したが、先行指標となる新規注文の伸びが鈍化し、輸出向け販売も落ち込んだ。

 中国国家統計局などが8月31日に発表した8月のPMIは前月より0・1ポイント高い51・3だった。


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