2018年9月3日 11:21 | 無料公開
2日、ブラジル・リオデジャネイロの国立博物館から運び出された収蔵品(ロイター=共同)
【リオデジャネイロ共同】ブラジル・リオデジャネイロにある200年の歴史を誇る国立博物館で2日夜、火災が発生した。火勢が強く、地元メディアによると考古学や民族学などに関する約2千万点の収蔵品の多くが焼失した恐れがある。閉館後だったため、けが人などはないという。地元当局が出火原因を調べている。
テメル大統領は「損失は計り知れない。全てのブラジル人にとって悲しい日だ」との声明を出した。
公式サイトによると、博物館は1818年6月に開館した。エジプトの考古学出土品やブラジルの先住民文化に関する展示、恐竜や動植物の標本などで知られていた。