日本電産、欧州事業を拡大 独ロボット部品企業を買収

 日本電産は3日、産業用ロボット部品を手掛けるドイツのメーカー「MSグレスナー」を買収したと発表した。世界的に工場の自動化の動きが進んでおり、関連部品で実績を持つドイツ企業を買収し技術力を補強する。買収額は明らかにしていない。ほかにも複数の欧州企業の買収を検討しており、世界的な部品供給力を強化する。

 子会社の日本電産シンポ(京都府長岡京市)を通じMSグレスナーとグループ企業の全株式を8月31日付で取得した。

 MSグレスナーは1955年設立で、2017年12月期の連結売上高は約27億円だった。ロボットの関節部分でモーターとともに使われる減速機を製造している。


  • LINEで送る