2018年9月3日 17:45 | 無料公開
韓国の前大統領、朴槿恵被告(聯合=共同)
【ソウル共同】3日付の韓国紙ハンギョレは、植民地時代に動員された元徴用工らが日本企業に損害賠償を求めた訴訟の進行を朴槿恵前政権と韓国最高裁が遅らせていたとの疑惑に関し、16年に朴前大統領が「(元徴用工側勝訴の)判決が確定すれば国が恥をかく」と懸念していたと報じた。疑惑を深める報道で対日世論を悪化させる可能性もある。
日韓両政府とも元徴用工の問題は「解決済み」との立場だが、韓国最高裁は12年に元徴用工側敗訴の控訴審判決を破棄、高裁が差し戻し審判決で日本企業に賠償を命じた。日本企業側が上告して再び最高裁に舞台が移ったものの、確定判決が出ない状態が続いている。