石破氏、浜口雄幸記念館を訪問 「正義感」に共感

昭和初期に首相を務めた浜口雄幸の記念館を訪れた自民党の石破元幹事長=2日午後、高知市

 自民党の石破茂元幹事長は2日、訪問先の高知市で、昭和初期に首相を務め軍縮や緊縮財政に取り組んだ浜口雄幸の記念館に足を運んだ。党総裁選へ掲げた「正直、公正」のキャッチコピーは、浜口が「正しい」という言葉を好み、正義感の強さで知られたことを意識したという。視察後、記者団に「政治は正しくあらねばならない」と共感する姿勢を強調した。

 「正直、公正」は安倍晋三首相に対する個人攻撃ではないかとして、党内で波紋を呼んだ。石破氏はこの後の講演で、作家城山三郎氏が浜口を描いた小説「男子の本懐」を繰り返し読んだと紹介した。


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