青函トンネルで高速化試験 北海道新幹線、「3時間台」へ

青森側から青函トンネルに入る北海道新幹線=2016年3月、青森県今別町

 北海道新幹線の青函トンネルで2日、最高速度を最大で時速210キロに上げる走行試験が始まった。19日まで。JR北海道は本年度末、現在の時速140キロから160キロへの引き上げを目指し、実現すれば東京―新函館北斗は3分短縮され、3時間59分になる見込み。

 試験は鉄道建設・運輸施設整備支援機構が実施。19日まで週1〜2回程度、営業時間外の夜中から早朝に行う。

 トンネルを含む82キロ区間は在来線の貨物列車と線路を共用。すれ違う際の荷崩れを防ぐため新幹線の最高時速を140キロに制限しており、160キロですれ違った際の影響も調査。下り線での210キロ走行も検証する。


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