パレスチナで米決定非難の声 「非人道的」「残酷で無責任」

 【エルサレム共同】トランプ米政権による国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への支援停止表明を受け、パレスチナでは1日、「非人道的」「残酷で無責任な動きだ」などと非難する声が相次いだ。パレスチナ通信などが伝えた。

 パレスチナ自治政府のアッバス議長の報道官は「パレスチナ人の権利に対する攻撃だ。平和ではなく、地域のテロ行為を増やすことにつながる」と訴えた。

 パレスチナ解放機構(PLO)幹部のハナン・アシュラウィ氏は「パレスチナ難民は1948年のイスラエル建国で家や家畜、安全を失った犠牲者なのに、米政権がさらに追い打ちをかけた」と批判した。


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