海自護衛艦がフィリピン寄港 大統領の対中姿勢に変化も

 【スービック共同】海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「かが」など3隻が1日、フィリピン北部ルソン島のスービック港に寄港した。同国のドゥテルテ大統領は大野敬太郎防衛政務官や乗員らの出迎えを受け、艦内を視察。昨年6月に寄港した護衛艦「いずも」にも乗艦しており、日本との緊密な関係をアピールした。

 ドゥテルテ氏は最近、フィリピンなどが中国と領有権を争う南シナ海問題に絡み、友好関係を築いてきた中国に強気の態度を見せ姿勢を微妙に変えている。日本はフィリピンとの防衛協力を誇示し、南シナ海に進出する中国のけん制を狙う。


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