不法移民若者救済停止の訴え棄却 米テキサスの連邦地裁

 【デトロイト共同】米南部テキサス州を含む計7州が裁判所に対して、オバマ前政権が導入した不法移民の若者らの救済措置「DACA」の停止をトランプ政権に命じるよう求めた訴訟で、テキサス州ヒューストンの連邦地裁は8月31日、訴えを棄却した。AP通信などが報じた。

 判事はDACAの合法性に疑義を示しながらも、同措置を停止すれば対象となっている若者に多大な損害を与えることになると指摘した。

 訴えを起こしていたのは他にアラバマ、ルイジアナなど保守的な南部州と中西部ネブラスカ州。報道によると、DACAを続ければ取り返しがつかない事態となると主張していた。


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