防災の日、災害に備える 南海トラフ、首都直下を想定

南海トラフ巨大地震を想定した9都県市合同防災訓練の視察に訪れた安倍首相(右から3人目)=1日午前、川崎市

 「防災の日」の1日、政府は南海トラフ巨大地震を想定した総合防災訓練を行った。自治体や住民が連携して首都直下地震などに備えた訓練も各地で実施。6月の大阪府北部地震や7月の西日本豪雨など自然災害は後を絶たず、初動を含む必要な対応の確認・検証を通じて防災意識を高め、いざというときに命を守る行動につなげる。

 川崎市では首都圏の9都県市が自衛隊と連携して首都直下地震を想定した合同訓練を行い、約8千人が参加した。宮城県は東日本大震災で被害を受けた七ケ浜町で地震や津波、火災を想定した訓練を実施。京都市は市内の樫原水尾断層を震源とする直下型地震を想定した訓練を行った。


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