2018年8月31日 22:02 | 無料公開
半導体大手のルネサスエレクトロニクスが、米半導体メーカーのインテグレーテッド・デバイス・テクノロジー(IDT)の買収を検討していることが31日、分かった。IDTの時価総額は約5400億円で買収額は約6千億円に上るとみられる。買収が実現すれば、自動運転などで必要となる通信用半導体の開発力強化が期待できる。
自動車各社などが開発を競う自動運転車では、安全な走行のために膨大な情報を高速でやりとりする必要があるため、高性能な車載半導体が欠かせない。IDTは米カリフォルニアに拠点を置き、データセンターなどで使う通信用の半導体を得意としている。