EU、夏時間制の廃止提案へ 体調への悪影響考慮

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は31日、夏時間と冬時間の間で時計の針を年に2回、1時間前後させるEUのサマータイム制度を廃止し、夏時間を標準時として通年採用することを加盟国と欧州議会に提案する考えを示した。ドイツ公共放送ZDFに語った。欧州委は同日、提案策定への着手を発表した。

 欧州委は7〜8月、域内住民から意見を公募。約460万の意見が寄せられ、うち84%が夏時間制に反対を示した。体調に悪影響などとする意見が目立った。

 2020年東京五輪・パラリンピックの暑さ対策として夏時間導入が議論されている日本にも影響が及びそうだ。

 


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