宇宙基地を補修、圧力低下止まる ソユーズに2ミリの穴

ロシアのソユーズ宇宙船(米航空宇宙局提供)

 【ワシントン共同】国際宇宙ステーションで空気の圧力が低下したトラブルで、米航空宇宙局(NASA)は30日、接続しているロシアのソユーズ宇宙船に開いた直径2ミリほどの穴を補修して圧力低下が止まったと発表した。微小なちりや宇宙ごみが衝突してできた可能性がある。さらに対策が必要か検討する。

 NASAによると、穴が見つかったのは飛行士を乗せて地上に戻るカプセルではなく、大気圏突入前に切り離される部位。内部から穴にテープを貼っても空気の漏れが完全に収まらなかったため、樹脂などを使って穴をふさいだ。その後ステーションに接続しているロシアの貨物船から酸素を補充した。


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