ふげん燃料、フランスへ 23年度搬出、最終調整

 日本原子力研究開発機構が、廃炉作業中の新型転換炉ふげん(福井県敦賀市)の使用済み核燃料を、フランスの原子力事業者の施設に搬出し、再処理する方向で最終調整していることが30日、分かった。機構を所管する文部科学省が明らかにした。

 文科省によると、今秋には契約を締結し、2023年度に搬出を開始。計4回に分けて搬出し、26年の夏ごろに完了する見通しという。文科省はふげん関連費として、輸送容器の製造費など64億円を含む92億円を19年度予算の概算要求に盛り込んだ。


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