国交省、土砂災害対策を強化へ 予算25%増要求

 国土交通省は29日に発表した2019年度予算の概算要求で、豪雨や火山の噴火を念頭に、18年度当初予算比25%増となる958億円の土砂災害対策費も盛り込んだ。同じく拡充を求めた水害対策費と合わせ、相次ぐ災害への備えを強める方針だ。

 土砂災害対策では、上流の土砂が川沿いに流れて市街地を襲うのを防ぐ「遊砂地」や砂防ダムなどの整備とともに、住民への危険周知や実効性の高い避難体制づくりといったソフト面の対策にも力を入れる。


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