岸田派「謙虚で丁寧に」首相提言 自民総裁選、憲法改正に言及せず

 自民党総裁選への立候補を表明した安倍晋三首相(党総裁)は29日、岸田派から政策提言を受け取った。提言は「謙虚で丁寧な政治を進める」と明記したほか、2020年代前半までの財政健全化に全力を挙げるよう求めた。憲法改正には言及していない。

 これとは別に首相は、大家敏志副幹事長らと面会し、参院若手有志17人による「推薦書」を渡された。全国建設業協同組合連合会政治連盟の青柳剛会長とも会い、総裁選で組織を挙げて支援する考えを伝えられた。

 岸田派は望月義夫事務総長らが官邸訪問。首相は岸田文雄政調会長への謝意を示し「一心同体として、この政策を受けたい」と前向きに応じた。


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