岐阜の病院、死者5人に 84歳男性、熱中症か

入院患者が相次いで死亡した「Y&M 藤掛第一病院」に運び込まれる、除湿機が入っているとみられる段ボール箱=29日午前、岐阜市

 岐阜中署は29日、エアコンが故障した部屋の入院患者4人が相次いで死亡した岐阜市の「Y&M 藤掛第一病院」で28日夕、患者の男性(84)が死亡したと発表した。同病院の死者は5人となった。同署は男性も熱中症で死亡した疑いがあるとみて、業務上過失致死容疑を視野に5人が死亡した経緯を捜査、司法解剖して死因を調べる。

 同署によると、男性は24日に入院、当初はエアコンが故障していた3階の病室にいた。28日午後6時40分ごろに死亡。その際、どこの病室にいたかは不明で、同署が詳しい状況を捜査している。


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