ソファを浮具に豪雨から2人救助 愛媛の高校生、警察が感謝状

西日本豪雨で床上浸水した隣家の女児らを救助し、感謝状を贈られた愛媛県立宇和島東高3年の高月諒さん(左)=29日午前、愛媛県宇和島市

 愛媛県警宇和島署は29日、西日本豪雨があった先月7日、床上浸水した隣家に取り残された高齢女性(82)と女児(1)を水に浮かせたソファに乗せて救助したとして宇和島市吉田町鶴間の県立宇和島東高3年高月諒さん(18)に感謝状を贈呈した。

 高月さんや宇和島署によると、子どもの泣き声を聞きつけた高月さんは7日朝、父親と協力して自宅のリビングに浮いていた2人掛けソファを約40メートル離れた隣家まで泳いで運搬。平屋建ての隣家に避難場所はなく、窓際で女性が女児を抱えて水から顔を出していた。女児をソファに乗せて自宅2階に救助した後、女性もソファに乗せて助け出したという。


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