2018年8月29日 06:12 | 無料公開
大型ハリケーン「マリア」に襲われた米自治領プエルトリコの被災地域=2017年9月28日(AP=共同)
【ニューヨーク共同】カリブ海の米自治領プエルトリコのロセジョ知事は28日、昨年9月の大型ハリケーン「マリア」による死者が当初公式発表の64人ではなく3千人近くだったと発表した。この日公表されたジョージ・ワシントン大の研究所の調査結果を受け入れたとしている。
調査では、マリアが上陸した昨年9月20日から6カ月間のハリケーン関連死を2975人と推計。数カ月にわたり電力や通信網が復旧しなかったことに加え、死亡認定ガイドラインが現地医師らに説明されていなかったことなどが、当初発表が非常に少なかった原因とみられる。
米メディアは犠牲者が少な過ぎると報道していた。