2018年8月28日 17:30 | 無料公開
相次いで日本付近を襲った台風19号、20号の進路=24日
太平洋の南鳥島近海で28日、台風21号が発生した。8月に入って台風の発生は9個目。12〜16日には15〜19号まで5日連続で発生した。統計を開始した1951年以降、月別の発生数は60年と66年の8月の各10個が最多で、今年8月が記録に並ぶ可能性が出てきた。
気象庁によると、北西太平洋では東からの貿易風とインド洋方面からの風が集まり、台風のもととなる渦ができやすくなっている。強い日差しで海水が蒸発し、大量の水蒸気が発生。上空で水蒸気が冷やされて水滴になる時に放出される熱が上昇気流を強め、渦の勢いが増せば台風に発達する。