2018年8月28日 12:29 | 無料公開
【シドニー共同】オーストラリアのモリソン首相の内閣が28日、連邦総督に就任宣誓し、新政権が正式発足した。主要閣僚の顔ぶれは大半が留任かポストの横滑りで新味に乏しい。モリソン氏は24日の与党、自由党党首選で敗れたダットン前内相を再び内相に起用するなど、党首選で分裂した党内の融和を目指した布陣となった。
モリソン氏はターンブル前首相の側近で、党内でも比較的穏健派とみられ、基本政策に大きな変更はないもよう。新エネルギー政策の確定や、前政権下で悪化した中国との関係改善などが課題となる。