風疹流行、昨年の2倍に 184人、今後も増加

 国立感染症研究所は28日、今年に入って報告された風疹の患者数が計184人となり、すでに昨年1年間の2倍近くに達したと発表した。流行は続いており、千葉県や東京都など首都圏を中心にさらに拡大するとみられる。感染研は「ワクチン接種を受けたことのない人や、近くに妊婦がいる人は接種してほしい」と呼び掛けている。

 流行は24都道府県に及び、13〜19日の1週間に新たに報告された患者数は43人に達した。前回大きな流行があった2012〜13年に迫るペース。複数年にわたって流行が続くこともあり、感染研は「東京五輪・パラリンピックの開催に影響する恐れもある」と懸念している。


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