2018年8月28日 08:23 | 無料公開
27日、ワシントンのホワイトハウスでメキシコのペニャニエト大統領と電話で協議を行うトランプ米大統領(ロイター=共同)
【ワシントン共同】米通商代表部(USTR)は27日、米国、カナダ、メキシコが結ぶ北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を巡り、メキシコとの2国間で基本合意したと発表した。自動車の関税をゼロにする基準で、域内からの部品調達比率を62・5%から75%に引き上げる。域内での生産を促すのが狙いだ。米政府高官は週内にカナダとの妥結を目指す考えを示した。
米とメキシコの2国間の合意がそのまま3カ国に反映されれば、現地で生産する日本の自動車メーカーは域外からの部品を使いにくくなり、経営戦略に大きな影響を与える可能性がある。