韓国、国民選出1位に慰安婦問題 「憲法裁決定30選」

 【ソウル共同】韓国の憲法裁判所が今年で創設30年を迎えるのを記念し、27日までに公表した「国民が選んだ憲法裁判所の決定30選」の1位に、旧日本軍の従軍慰安婦問題を巡る決定が選ばれた。昨年の朴槿恵前大統領の罷免などを上回った。

 1位は、韓国政府が元慰安婦らの賠償請求権に関し、日本に協議申し入れなど具体的な措置を取らなかったのは違憲とした2011年の決定。これを機に慰安婦問題が外交問題化し、朴前政権が「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した日韓合意を15年に結んだ。

 調査は1万5千人余りを対象に、過去の主要な決定から記憶に残った最大五つを選ぶ形式で実施された。


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