伊方2号機、データ送信停止 国の緊急時支援システムに

 原子力規制庁は27日、運転停止中の四国電力伊方原発2号機(愛媛県)から、国が原発の状態を把握する緊急時対策支援システム(ERSS)へのデータ送信が停止したと発表した。2号機は廃炉が既に決定し、データは電子メールやファクスなどで四国電が送っており、現時点で大きな支障は出ていないという。

 規制庁によると、同日午前1時45分ごろ、データ送信の不具合を知らせる警報が鳴った。原子炉格納容器内の圧力や温度などに関する情報が送られておらず、システムを維持する上で必要な機器に異常があるとみて調査を進めている。


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