2018年8月27日 15:00 | 無料公開
【ワシントン共同】米国防総省は27日までに、敵の核攻撃を受けない限り核兵器を使用しない「核の先制不使用」政策を維持してきた中国が、方針を転換した可能性があるとの分析をまとめた。通常兵器による攻撃で体制や核部隊が危機にさらされると判断した場合は、核使用を辞さないとの見解が軍部で浮上していると懸念を示した。
中国の軍事動向に関する国防総省の年次報告書は、核の先制使用を中国指導部が支持したことを示す明確な証拠はないとしながらも「中国の不透明な核近代化計画は、疑念を抱かせるのに十分だ」と指摘した。