日朝関係改善願い平壌で学生交流 国際情勢進展背景にNGOが主催

意見交換する日本と北朝鮮の大学生=25日、平壌(共同)

 非政府組織(NGO)「KOREAこどもキャンペーン」(東京)などが主催する日本と北朝鮮の大学生の交流イベントが今月、平壌で開かれた。米朝交渉に伴う国際情勢の進展を背景に、拉致や核開発、植民地支配への賠償など日朝間のさまざまなテーマで意見交換。互いの立場の違いも率直に語り合いながら日朝関係の改善を望んだ。

 日朝大学生交流は2012年に始まり、今年で6回目。昨年はミサイル問題の緊迫化に伴って中止され、2年ぶりに開催された。日本からは東京大や立命館大などから6人が参加し、平壌外国語大で日本語を専攻する学生8人と22日から計3日間の日程で交流した。


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