ロシア刑務所でハンスト100日 ウクライナ人監督

ロシア南部ロストフナドヌーの法廷で判決を言い渡された際のオレク・センツォフ氏=2015年8月(AP=共同)

 【モスクワ共同】ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の強制編入に抗議し、テロ準備罪でロシアの裁判所で禁錮20年の判決を受けたウクライナ人映画監督が刑務所でハンガーストライキを実行、今月21日で100日を迎えた。「事件は捏造だ」などと主張し早期釈放を求める米国や欧州連合(EU)にロシア当局が応じる気配はない。

 収監されているロシア北部ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所でハンストを続けているのはクリミア出身のオレク・センツォフ氏(42)。同氏はクリミア強制編入後の2014年5月に逮捕され、軍事裁判所がクリミアでテロを準備したなどとして実刑判決を言い渡した。


  • LINEで送る