マケイン米上院議員が死去 共和党重鎮、トランプ氏に苦言

2008年8月、遊説で娘を紹介するマケイン上院議員(右)=ワシントン(AP=共同)

 【ワシントン共同】米共和党の重鎮ジョン・マケイン上院議員が25日、死去した。81歳だった。脳腫瘍で闘病を続けていた。トランプ大統領の政策や政治姿勢を厳しく批判し、闘病中もロシアへの融和姿勢に苦言を呈するなど意見を表明した。トランプ氏の歯止め役がいなくなることを憂慮する声が出そうだ。

 2008年の大統領選に共和党候補として出馬、民主党のオバマ氏に敗れた。

 外交・安全保障政策に精通し、日米同盟の強化を米政界で主導。18年4月に旭日大綬章を受章した。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の辺野古移転に批判的な立場を取ったこともあった。


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