地方議会52%で議員なり手不足 全国議長アンケート

議員のなり手不足

 各地の地方議会で議員選挙の候補者が減り、52%の議長が、なり手不足を感じていることが25日、共同通信の全国アンケートで分かった。人口減少や住民の関心低下に危機感を示す意見が目立つ。人口規模が小さい自治体ほど議員のなり手確保に苦労しており、約900ある町村議会に限ると59%が不足を感じていた。今後の対策では、議員報酬の引き上げが有効との回答が最も多かった。

 全ての都道府県と市区町村(計1788)の議長を対象として6〜8月に調査し、99・2%の1774人が答えた。

 47都道府県でも岩手や大阪、高知など15府県(32%)が、なり手不足と回答した。


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