新幹線建設費、増額要求へ 国交省、19年度予算

国交省

 国土交通省は24日、2019年度予算の概算要求で、北海道、北陸、九州・長崎ルートの整備新幹線3区間の建設費として、18年度当初の755億円から増額を求める方針を固めた。北陸と九州・長崎ルートの建設費が総額で計3448億円上振れする見込みとなったためだ。年末の予算編成で認められれば、4年ぶりの増額となる。

 増額は具体的な要求額を示さない「事項要求」とする方向で、最終的な予算計上額は財務省や与党と詰める。

 概算要求では、これとは別に、未着工の北陸新幹線敦賀―新大阪の建設に向けた環境影響評価(アセスメント)の費用を初めて盛り込む方針。


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